「小さな習慣」(スティーヴン・ガイズ)
こんな内容
小さすぎてバカバカしいと思う行動が大きな結果を生み出す。小さな習慣とは、毎日これだけは必ずやると決めて実行する、本当にちょっとしたポジティブな行動。小さすぎて失敗すらできないので、気軽に取り組むことができる。新しい習慣はどのように作られるのか脳の働きについての説明から、小さな習慣をどう利用するか実践的な方法まで紹介しています。
なぜ3日坊主が卒業できないのか
新年に大きな目標を立てて、すでに挫折している人も多いのではないでしょうか。3日坊主はまだましな方で、年末からいろいろ壮大な目標を立てたけれど、一度も実行することなく、「来年こそは」となる負のスパイラルに陥っている人も少なくないのでは。
大きな目標も行動が伴わなければ意味がありません。例えば毎日10㌔走ると宣言することはできます。しかし、実行できるでしょうか。目標に行動が伴わず自信を無くすだけかもしれません。自己管理能力を過大評価しない方がいいです。
腕立て伏せ1回チャレンジ
本で紹介している著者の最初の習慣は腕立て伏せ1回です。1日1回腕立て伏せをやったぐらいでは、筋肉はつかないでしょう。でも、続けていれば運動する習慣が身についてきます。目標は1回。でも体が求めれば、もっと増やしてもいい。簡単すぎる目標を目の前にぶら下げて少しずつ先に進むのが作戦です。無事に目標(腕立て伏せ1回)をクリアできるだけでなく、それ以上こなせることが増え、20分、30分の運動習慣につながったそうです。習慣化させる力は侮れません。
3日坊主卒業しました
30年前の話になりますが、学生時代に陸上部だったことで、いまだに市民マラソンや駅伝大会に誘われることがあります。高校で引退後、30代半ばまで一切走っていませんでしたが、直前の練習で何とか大会は走り切れていました。普段から練習していれば、もっと楽に走れるのでは。大会後は毎回そう思って1日30分、40分走ってみようと思うのですが、3日と続かない。それを何年か繰り返しました。
最近は大会もないでの練習する必要もないのですが、運動不足解消のため、毎朝(目標週3回)のウォーキングを始めました。習慣化すると距離を伸ばし、ランニングに切り替えていきました。今では朝20分走ることが習慣化されています。もう1年近く続いています。
毎朝のスクワットも10回から始めて、今は10回3セット+他の部位の筋トレ付き。やるぞと思わなくてもできるようになっています。
さて、このブログはどれだけ続くか。いろんなマニュアル本を見ると最初は毎日投稿した方がいいとありますが、その目標はちょっと大きいような。週1で始めてみようかな。
本書ではこんなアドバイスがあります。目を見張るような目標を掲げて失敗するより、ばつの悪い目標を掲げて圧倒的な成果を上げる人になってください。