方向音痴を克服したい方へ|どんなに方向音痴でも地図が読めるようになる本

処方

どんなに方向音痴でも地図が読めるようになる本(今泉隆行)

 全然道に迷わない人、パッと見て地図が分かる人は一体何を見て、どんなことを考えているのか。テレビでも活躍する「地理人」が、地図アレルギー&方向音痴を解決するヒントを紹介。「右・左」で考える癖をやめる、街中で今いる場所を知る四つのポイント、急な坂道など歩きにくい場所は地図で読み取れるなど、地図を使いこなすと人生が変わる。変えたいな…。

世界の方向音痴に読んでもらいたい。これで解決というところまではまだいっていませんが、大事なヒントをもらい少し改善しました。これで出張も怖くない?まあ、レジャーなら迷うのも楽しいですが。

お薦め度  

効能・注意

・方向音痴あるある満載

・乗り換えも怖くなくなる

・小さな悩みも解決

方向音痴あるある

 僕は苦手なものが多い。中でも方向音痴は相当なレベル。地図を見ても、グーグルマップを使っても大抵迷う。駅から徒歩5分に30分以上かかることも珍しくありません。紹介されている「あるある」はまさにその通り。「なんでも右・左で考える」。これは東西南北で認識するくせをつけるといいそうです。右・左は場所によって変わりますからね。大きな駅の場合、出口がいくつもあって、そこを間違うと全然修正できなくなってしまいます。

 「地図をぐるぐる回して分からなくなる」には思わず笑ってしまいました。そんなバカなではなくて、まさにその通り。自分では現実の世界に地図を近づけているつもりだったのですが、「地図は回していいけど北を見失うな」とアドバイスが。方向音痴は迷いやすいのにもかかわらず、立ち止まらず突き進むことが多い。立ち止まって周りは見ることは、引いて地図を見ること。人生にも役立ちそうです。

乗り換え

 滅多に電車には乗りませんが、乗る時は大阪か東京か、都市部に行くときですね。乗り換えは悩みの一つ。今は乗り換えをネットで検索できるので、困ることは減りましたが、ネットに頼るだけど思わぬ落とし穴も。路線図をあまり見なくなったので、実際どっちに向かっているかも分からず、駅名だけを頼りに乗っていることもあります。この本でも路線図のチラ見を勧めていました。

 駅の中でも乗る電車を間違えたり、ホームを間違えたり、外に出るのも改札、出口を間違えたり。情報があいまいだと人の流れに乗ってしまい思わぬところへ行ってしまうことも。大きな駅は迷宮ですね。特に地下。このダンジョンを今年こそクリアしたい。

お悩み相談

  小さな悩みに答えるQ&Aコーナーもあります。ここにも「あるある」がいっぱい。アプリで(カーナビで)検索すると明らかに入り口ではないところで、「目的地周辺です」と案内が終了してしまう。「えっ、ここで見放さないで。ここはどこ?わたしは誰?」とショックを受けます。

 「デパート内で迷わないこつ」も興味深い。僕は大きな建物に入ってぐるぐる回っていると、完全に入り口を見失います。入ってきたところと違うところから出てしまうとそこは別世界。どっちに向かえばいいか分からなくなります。それどころか、同じ出入口にたどり着いてもそもそもここにどっちから来たのだったか。方向感覚を失います…。これも方角を認識していないからなんですね。東西南北把握してみます。

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