よのなかルールブック(高濱正伸)
こんな内容
「本当に幸せになるためには、メシが食える大人にならなくてはいけない」。日本は今少しずつ下り坂の道を進んでいます。経済もだんだん成長しにくくなり、人と人のつながりもうすくなっていく。そんな厳しい世の中を生き抜くための武器をおくりたい。花まる学習会という塾の代表が、大人になる前に知っておいてほしい50の大切なルールを紹介する。人生を生き抜くための50の言葉。
いいことを言うよりも、行動する
これはもう、学生時代もそうだと思いますが、大人になるとより実感しますね。「世の中では、言葉ではなく行動で、『どんな人か』が判断される。立派なことを言うよりも、ゴミが落ちていることに気付いたらサッと拾う。そんな小さなことを大事にしよう」。
世の中には「言うだけ」の人は大勢います。だからこそ、行動できる人はそれだけで差を生み出せます。行動している人の言葉は人を引き付けますが、「言うだけ」の人からはどんどん人が離れていきます。
身近な人にこそ、丁寧な対応を
これは、本当に気をつけないといけない。でも、なかなか出来ていないです。「家族や友達、身近な人にほど、油断してついそっけない態度をとってしまうもの。相手が『大切な人』だということを忘れないで」
子どもの日とか、母の日、父の日、結婚記念日など、これをあらためて思い出す機会にしたいですね。記念日を忘れないだけで、必死ですが。
他人を批判したくなったら、まず「自分はどうなんだ」と考えてみる
「人は他人に厳しく、自分には甘くなりやすい。だからこそ、他人を批判したくなったら、まずは自分の行動をしっかりチェックしてみよう」
これは、周囲にも言い聞かせたい人がいっぱいいます。でも、その前に自分に言い聞かせますね。
後悔はしない。でも反省はしっかりする
これもできる人は案外少ない。「後悔と反省は似ているようで全然違う。後悔は過去の失敗にとらわれること。反省は失敗を未来に生かすこと」
しかられることにくじけない
長いものに巻かれていませんか。「時にはしかられたって行動しなくちゃいけない時がある。しかられることを恐れて自分の気持ちを手放すことに、慣れてしまわないように」