自由がほしい方へ|15の夜

処方

BLUE(尾崎豊トリビュート)

効能・注意

・尾崎豊を知らなくても楽しめます。

・マッキーの実力を再認識します。

・バイクは盗まないでください。

こんなアルバム

 シンガーソングライター・尾崎豊の13回忌の年(2004年)に発表されたオムニバス形式のトリビュートアルバム。「僕が僕であるために」「路上のルール」「I LOVE YOU」など代表曲を、ミスチルや槇原敬之、宇多田ヒカルなど大物ミュージシャンが歌っています。当時、尾崎豊を担当していたプロデューサーが全面プロデュースした真の意味でのトリビュート作品。

尾崎豊を知らない人も、今さらという人も

 尾崎豊は10歳上(26歳で亡くなっているので年齢は追い抜いていますが)。僕の世代でも熱狂的なファンはいますが僕はそうではありません。むしろ、ちょっと距離を置いていた方。バイクは盗まれたことはありますが、盗んだことはありません。なので、どうしてこのアルバムを手に取ったのかは覚えていないのですが、単純に楽曲の良さで尾崎ファンでない方にもお薦めできる作品です。

マッキーと尾崎

 マッキーこと槇原敬之。いろいろ問題もありましたが、ミュージシャンとしての実力は多くの人が認めるところだと思います。このアルバムでは「Forget-me-not」を担当していますが、これが圧倒的に完成度が高い。この曲を知らない人はマッキーのオリジナルと思うはず。知っている僕でも「マッキーの曲だ」と思うほどです。マッキーのカバーアルバム集にも収録されています。

 マッキーの曲って、特に思春期の頃は聴いていると思われるのが恥ずかしいという感覚ありませんでしたか。いい曲だと思っているんだけれど、それが何か気恥ずかしい。尾崎豊なら、堂々と聴いていると言えるのに。僕の中では2人は対極にあるイメージでしたが、プロデューサーは共通するセンスがあると評価しています。これを聴けば納得です。

ミスチル、そして橘いずみも

 ミスチルの「僕が僕であるために」もお薦めです。これも、完全にミスチル節。実はミスチルにもそんなに思い入れはないのですが、この曲はミスチルの繊細さやメッセージ性が強く出ていて、ベスト盤作るならオリジナルじゃないけれど入れてほしいなと思うくらいです。

 そして、僕の世代では有名ですが、他の世代にはそこまで知られていないと思われる橘いずみ。一時期、女性版尾崎豊と呼ばれていたシンガーソングライターですが、彼女の「路上のルール」も秀逸。車で聴いていたら妻が「誰、この歌上手い人」と何度も聞いてきたほど、上手いし曲に合っている。

 なぜかカバー盤ばかり紹介していますが、この作品はじゃあ原曲を聴いてみようというより、ミスチルや橘いずみなど参加ミュージシャンの曲をもう一度聴きなおしてみよう。そう思わせる作品です。

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